ドメーヌ デ・ザコル クレール オブスキュール 2020
ドメーヌ デ ザコル
DOMAINE DES ACCOLES
クレール オブスキュール 2020
Clair Obscur
元ドメーヌ・デ・ラルロの天才醸造家 オリヴィエ・ルリッシュ
南仏ビオディナミドメーヌ
ザコル初のオレンジワイン!限定入荷
ドメーヌ・デ・ザコルは、ニュイ・サン・ジョルジュ(ブルゴーニュ)のドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフロランスが始めたドメーヌ。
誰もが羨む地位を捨て夢であった自らのドメーヌを拓いたのです。
「ザコル」とは、オック語(中世フランスで使われていたロワール川以南の言葉)で、テラスとかアルデッシュの丘、南ローヌ地方のぶどう畑の丘という意味だそうです。
ルリッシュファミリーは2005年に古家を購入し余暇を過ごしていましたが、周辺の畑におけるブルゴーニュとの類似性に気付き、リサーチを重ね、素晴らしい畑と巡り合いました。
畑は地理的にはローヌとアルデッシュの峡谷から数kmの所にあり、サン・マルセル・ダルデッシュ県に約18.0haあります。
ほとんどが樹齢50年以上で粘土石灰質土壌の丘です。ぶどう畑の前所有者は全ての葡萄を共同組合に販売しており、ワインを作っていませんでした。完全な有機農法ではありませんでしたが、きちんとした農薬対策をとっており、過去何年も化学肥料不使用でした。
2011年春、オーガニック農法に切り替え(Ecocert認証取得)、2011年10月よりビオディナミ農法の準備を始め、2012年春には、全ての畑がこの農法にて準備が整いました。
ワインはフィネスがあり、エレガントなスタイル。正確に選別する為手作業で収穫し、その際も小さな20kg入りの箱で行い、収穫後の温度上昇を防ぐ為に、2012年から保冷トラックを使用しています。
果汁も重力を利用して扱うなど随所にラルロでの経験が活かされています。
ワインに最大限の奥深さを出すため、ラルロで行っていたように30-100%葡萄房全体を使用し、樽もラルロの古樽が使用されるなど、随所にラルロのエッセンスが散りばめられています。
今ではフランス国内の三つ星はもちろん、世界中の有名レストランでオンリストされるなど、年々注目度の高まる生産者です。
ドメーヌ初のオレンジワイン!
Clairettes Blanches と Clairettes Roses の古木ブドウを使い 12 日間ほどマセラシオンをしています。
Clair Obscur(クレール・オブスキュール)とは、絵画では明暗描法や明暗効果を意味し、(和らいだ)淡い光,薄明かりなどの意味もあります。
2019 年産を試験的に 150 本生産されましたが、日本未入荷。 2020 年は約 550 本造られた為、96 本のみ入荷。
オレンジワインは、白ブドウを使い、赤ワインのように果汁と共に果皮や種 を漬け込み造ったオレンジ色のワインです。抽出される色にちなんで、オ レンジワイン」、生産地によっては「アンバーワイン(琥珀ワイン)」とも呼 ばれています。オレンジワインの起源は、約 8000 年前にまでさかのぼり、 ジョージアで白ブドウを発酵させていたことが発祥とされています。 オレンジワインは、原料が白ブドウなだけで赤ワインと同じプロセスで造 られています。ただ白ブドウの果皮には黒ブドウに含まれるアントシアニ ンがないので赤色にはなりません。代わりに黄色系色素が溶出することで、 オレンジに近い色調になります。対極にあるのは黒ブドウから白ワインの 様に造られるロゼワインです。
近年、注目を集めている理由の一つに天然の酸化防止剤とも言えるタンニンを含まない白ワインは赤ワインよりも人為的に酸化防止剤である亜硫酸を多く添加する必要がありますが、オレンジワインは赤ワインのようにタ ンニンが含まれるので亜硫酸量を削減する事が出来ます。ナチュラルなワ イン生産者の多くがこの点に着眼し、新たなワインとしてリリースを始め たのは自然な流れかもしれません。 またロゼとも異なり、赤と白でもない独特な味わいを備えておりワインの 表現する味わいの幅を広げる事にも貢献しています。スパイスや辛みの強 い料理などとも合わせやすく従来になかった新たなペアリングが多くのファンを獲得しています。