ドメーヌ デ・ザコル ミオセヌ 2019
ドメーヌ デ ザコル
DOMAINE DES ACCOLES
ミオセヌ 2019
Miocene
元ドメーヌ・デ・ラルロの天才醸造家 オリヴィエ・ルリッシュ
南仏ビオディナミドメーヌ
ドメーヌ・デ・ザコルは、ニュイ・サン・ジョルジュ(ブルゴーニュ)のドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフロランスが始めたドメーヌ。
誰もが羨む地位を捨て夢であった自らのドメーヌを拓いたのです。
「ザコル」とは、オック語(中世フランスで使われていたロワール川以南の言葉)で、テラスとかアルデッシュの丘、南ローヌ地方のぶどう畑の丘という意味だそうです。
ルリッシュファミリーは2005年に古家を購入し余暇を過ごしていましたが、周辺の畑におけるブルゴーニュとの類似性に気付き、リサーチを重ね、素晴らしい畑と巡り合いました。
畑は地理的にはローヌとアルデッシュの峡谷から数kmの所にあり、サン・マルセル・ダルデッシュ県に約18.0haあります。
ほとんどが樹齢50年以上で粘土石灰質土壌の丘です。ぶどう畑の前所有者は全ての葡萄を共同組合に販売しており、ワインを作っていませんでした。完全な有機農法ではありませんでしたが、きちんとした農薬対策をとっており、過去何年も化学肥料不使用でした。
2011年春、オーガニック農法に切り替え(Ecocert認証取得)、2011年10月よりビオディナミ農法の準備を始め、2012年春には、全ての畑がこの農法にて準備が整いました。
ワインはフィネスがあり、エレガントなスタイル。正確に選別する為手作業で収穫し、その際も小さな20kg入りの箱で行い、収穫後の温度上昇を防ぐ為に、2012年から保冷トラックを使用しています。
果汁も重力を利用して扱うなど随所にラルロでの経験が活かされています。
ワインに最大限の奥深さを出すため、ラルロで行っていたように30-100%葡萄房全体を使用し、樽もラルロの古樽が使用されるなど、随所にラルロのエッセンスが散りばめられています。
今ではフランス国内の三つ星はもちろん、世界中の有名レストランでオンリストされるなど、年々注目度の高まる生産者です。
ミオセヌとは粘土石灰や化石のある地層が由来。
70 年以上の古木ワインは土壌の特徴である石灰のミネラル感が印象 的なキュヴェ。
タンニンはしっかりとし、旨味ある果実味で、エキス分がとても豊富。スパイスの要素がよいアクセント。甘渋い果実の塊が核と なっていて、無駄がなく、適度な厚みと素晴らしい奥行き。継ぎ目がなく、 円みがあり、とてもエレガントでしなやか。果実味、エレガンス、緻密さ。樹齢の高いグルナッシュとカリニャンを使 用し、力強さと繊細さ、そして新鮮さを兼ね備えた、濃厚でリッチなワイ ンです。ジューシーな黒系果実には深みがあり、スミレの香りも感じられ ます。ミオセヌの区画は、すべて "シャペル"の区画に近接しています。ブドウの樹齢は同じで、比率もほぼ同じです。しかし、土壌が違うので、同じワインではありません。スパイシーで長い余韻があり、早くから楽しめますが熟成のポテンシャルも高いです。エレガントで繊細、そしてフルーテ ィ。この若いワインは、その余韻の長さであなたを誘惑するでしょう。テ ロワールは非常に特殊で、中新世からのもので粘土石灰質の土壌。豊富な 石灰岩がフレッシュさと複雑さをもたらし、さわやかで空気感のあるエ レガントな果実味が特徴です。口の中での良い余韻。素晴らしいフィネ スを持つワインで、レーシーな味わいが特徴です。若いうちにデキャンタ ージュして、空気を含ませ、アロマを引き出すことをお勧めします。